今の日本には様々な課題があり、これを解決するところにビジネスチャンスがあると考えています。これは時間がかかるものもあれば、すぐにチャンスが訪れるものもあると思います。すぐに解決のチャンスが来る課題は様々な企業が参入し課題解決されますが、解決に時間がかかる課題はリスクが高くなるために参入する企業が少なく更に時間がかかってしまうという悪循環になるデメリットがあります。一方で参入する企業にとっては競争が厳しくないためにチャンスが回ってきた時の利益が大きいというメリットもあると思います。個人的には中期的には教育とヘルスケアの分野にITを活用することで大きなビジネスチャンスが来ると思っていますし、長期的にはエネルギー、農業、地方再生などが大きく脚光を浴びこれを解決する企業に大きなチャンスが訪れると考えています。
 
そんな中地方再生の成功モデルを学ぶために以前は岡山県の西粟倉、そして福井県の鯖江、そして今回徳島県をプロノバ岡島さんとウィズグループ奥田さんと3人で訪れました。IT業界の女帝?と呼ばれる株式会社ウィズグループ奥田さんがビジネスを立ち上げたのは漁業の町の美波町です。この町では奥田さんはじめセキュリティのサイファー・テックさんなどいくつかの会社がセカンドオフィスとして立ち上がっています。漁業の町だからか町全外がとてもオープンで、良く地方でありがちなよそ者を受け入れないという閉鎖的な雰囲気はまったく感じられませんでした。元々町の活性化を考えたメンバーが観光ガイドとしてタブレットを使いながら様々な宣伝活動をして盛り上がっていて、その流れでITを取り入れた活動をサイファー・テックさんのような新しい企業と取り組んで進めているそうです。また奥田さんの会社では高齢者のITサポートを行っていてちょうど訪問した際には近所のご老人にLINEを教えているところでしたが、お孫さんにメッセージを送ったところすぐに折り返し電話がかかってきたと楽しそうに話をしていました。こんな風にITがちょっと苦手な方も積極的に受け入れる土壌があるからこそ外から来た企業とも連携が取れ新しい価値が生まれるのでしょうね。
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そしてその次に訪問したのが神山町です。こちらは山の中にある町で元々林業が盛んだったところだそうですが古民家を改造して外から来る企業に開放をしています。元々はやはり町の人たちが海外とのつながりがあったところからアートインレジデンスをやろうという動きが高まりキーマンの大南さんが音頭をとって大きな流れになったのだとか。そしてその後にワークインレジデンスとなり、様々な企業が古民家を借りて業務を行っています。外からみるとまったくわからないのですが1つの商店街に様々な企業が集まっています。また最近では集まってる企業同士のコラボレーションも生まれており、またここにカフェが出来たり、フレンチレストランが出来たりと町全体が賑やかになるという循環も生まれています。こちらの代表的な会社である株式会社えんがわさんでは元々恵比寿にあったところが、新たにサテライトでオフィスを拡充したそうです。東京と神山と切り分けて新規プロジェクトはこちらのほうが生産性があがるのだとか。

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地方は元気がない、地方を再生しないと、復興が大事という話がありますが、確かに地域によっても異なりますが地方の良さを地元の人が自ら気付きそれを後押しする人たちが外部から入ってきて、一緒に良い部分を強めていけばエコシステムが出来てバイラル的に大きくなるのではないかと思いました。こういう考え方こそがまさに起業活動そのものでありこれはもうちょっとひいた目でみると日本全体においても言えることだと感じました。未来の日本は実は地方にヒントがあるのかも知れません。