起業家 森川亮ブログ

Twitterやfacebookだと流れてしまうので残して置きたいことなどつらつら書いていきます。

カテゴリ: 仕事の中で考えること

昨日はLINE株式会社となって改めて社員の皆さんと気持ちを1つにしたいと思い全社員集まるキックオフミーティングを開きました。新しい会社の体制、進む方向、実績、考え方などなど。30分程度と短い時間でしたが気持ち伝わったと思います。こちら私のスピーチを忘れないよう残しておきたいと思います。

「皆さん!ついに4月1日
LINE株式会社が誕生しました。日本で生まれたLINEが世界に広がり、そして社名にまでなったというのは本当に嬉しく胸が熱くなるおもいです。

僕は2003年ハンゲームジャパンの頃に36歳平社員で入社したのですが、当時社員が30人程度で渋谷の雑居ビルで仕事をしていて、本当に赤字のベンチャー企業だったので君は金は稼いでいないからと新しいPCは準備されず余った古いPCを渡されたのが入社1日目でした。そこから3ヶ月後事業部長になり売上が数年で50倍くらい成長して2007年にはNAVER Japanが誕生し、2010年にはライブドアがグループに加わりと目まぐるしく変化したのがこの10年でした。そして2011年に東日本大震災を乗り越えLINEが生まれたわけです。

これからのLINE株式会社はこんな会社にしたいと思っています。
売上だけが大事なのではなく、ユーザー規模拡大が大事
自分達のやりたいことをやるのではなく、ユーザーの皆さんが満足し新しい発見があるサービスを提供する
国籍が大事なのではなく、進んで結果を出す人が認められる
変化を恐れるのではなく、変化を起こし続けるベンチャーであり続ける
という会社で有り続けたいと思います。

そして最後にこれだけは忘れないでくださいl。
毎日、毎日一生懸命ユーザーやサービスと向き合い新しい価値を生み出し続けること。
これが唯一成功し続けることだと思います。
舗装された道路を歩くよりもでこぼこ道を歩く方が足が鍛えられるように、社員の皆さんが強くあり続けられるようあえてプロセスや制度を整備せずにばたばたとした環境を作ることでベンチャースピリットを維持したいと思います。

ぜひともに世界のインターネットの歴史を塗り替えるよう高い目標に向かって頑張りましょう!」

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4月1日LINE株式会社が誕生しました。私はゲーム事業から離れLINE事業に集中することになります。2012年からNHN Japan、NAVER Japan、ライブドアが一緒になって新生NHN Japanとなったのですが、早くも1年後プラットフォームであるLINEとゲームコンテンツであるハンゲームが分離することになりました。様々な意見、途中の見直しなどありましたがプラットフォームとコンテンツを分けることでお互いに成長を目指すという考え方で一致し実施することになりました。

私は2003年に当時ハンゲームジャパンに入社し最初はまったくの平社員からハンゲーム事業部長になりアバター事業や大型のオンラインゲーム事業、ゲーム開発会社のM&Aなどを遂行し、2007年からNHN Japan、NAVER Japan社長としてより幅広い領域までを見るようになり、2010年にはライブドアもグループに加わりと目まぐるしく変化してきました。そして2011年にはLINEが生まれグローバルへと羽ばたこうとしています。

今回会社分割でやはり寂しいのは長年見てきたゲーム事業そしてそのメンバーと離れることです。うるさい人がいなくなってやりやすくなったという社員もいるでしょうが、一方で社長だけ離れてしまうのか?という社員もいるかも知れません。ただ両方の社長をやることは現実的に難しいので今回の判断をしました。LINEという事業を日本を本社として海外に展開することは、私やLINEの社員のみならず失われた20年と震災で元気の無くなったこの日本を元気にする、更にアジア初世界で成功する最初のインターネット企業になるということを実現することでアジアの若者が夢を持つことが出来るのでは?という想いもありLINEの代表を引き受けました。

決めることはある意味簡単かもしれません。大事なことは実行力です。両社それぞれが強いビジョンを持ち、LINEは世界で成功する、ゲームはパズドラみたいなヒット作を出すということを経営者だけでなく現場の社員自らが実行しなくてはなりません。ようやく両社ベンチャーとして再スタートしたのが4月1日昨日だと思います。

春は別れの季節でもあり、一方で始まりの季節でもあります。数年後この日が成功のきっかけになったと言えるよう皆さん頑張りましょう!

 

今日はYahoo Japanさんとの提携発表終了後、フランス大使館で中小企業・イノベーション・デジタル経済担当大臣のフルール・ペルランさんを囲む会食でした。参加者はフランスで事業を行っている日本の大企業からベンチャーまで6社の経営者が招待受けていました。あの有名なgumiの国光社長も一緒でした。

フルール・ペルランさんは韓国系の女性で30代の若さということでこういう優秀な人を抜擢するのは凄いなと思いました。家に帰って調べたらフランスのオランド大統領は閣僚において女性を半数にと宣言して34名の内17名が女性になり、更にヨーロッパ系だけでなくアフリカ系やアジア系の人材も参加しているとか。フランスの変わろうという姿勢が現れていますね。

日本も安倍政権になって大きく変化していますが閣僚の若返りやダイバーシティも期待したいところですね。

フランス大使館はこちら
http://www.ambafrance-jp.org/-Japonais-
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本日Yahoo Japanさんと検索×まとめの分野での事業提携を発表しました!日本の検索の歴史に残るような出来事だと思うのですが少々難しい分野なのでちょっと解説をしたいと思います。

元々NAVERまとめは“探し合う検索”というコンセプトのNAVER検索のサービスの1つとして開始したサービスです。 何故このようなコンセプトか?というとディレクトリ検索やロボット検索が出ることでユーザーが大量の情報を取得することが出来るようになりましたが、一方でキーワードのマッチングという面で検索の限界を迎え特にソーシャルメディアなどで生まれる曖昧な情報については検索が難しいという状況でした。これに対しNAVERではキーワード検索に更にユーザー参加型による人の体験や知識、嗜好などをいかした仕組みを組み合わせることで検索の質を高めようとしたわけです。ただまだまだNAVER Japanの検索単体では検索の品質をもっともっとあげるフェーズで、一方Yahoo検索では既に別のステージに入っているので今回の提携によってあいまいな情報まで網羅した世界でも大変ユニークなサービスが実現する可能性があるわけです。

今回の提携の話を進める中でYahoo Japan宮坂社長とは何度かお話させていただきましたが、検索にかける想いが強く今回ご一緒することで共に最高のサービスを作ろうと気持ちよく合意しました。現場もとても共感して頑張ってくれているところも嬉しくまた楽しみなところです。

4月中にサービス予定ですが宮坂社長としてYahoo Japanスタッフの皆さんよろしくお願いいたします!

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昨日は iモード生みの親であり今や数社の取締役、そして慶應大学の教授、タレントというマルチな顔を持つカリスマ経営者夏野さんと会食しました。元々夏野さんとは数年のお付き合いで仕事上というよりは良き先輩、良き相談相手ということで幅広く相談に乗っていただいていました。韓国NHNも訪問いただいたこともありますし、大連のオフィスもダボス会議の時に訪問いただきました。

そんな夏野さんがいつからかLINE凄いとおっしゃるようになり最初NHN Japanのプロダクトということご存じなくて、実はLINEは弊社のサービスです!と会食の時にお話してから更に応援いただくようになりました。LINEのサービスの成長はiモードの進化の時に似ている、ぜひ提案したいことがたくさんあるといつもアドバイスいただいています。

元々日本ではインターネットの進化がPCから携帯電話、そしてスマートフォンと3段階の進化をしたところが他の国と異なり、日本でインターネットビジネスをしているという他の国にはないモバイル分野でのアドバンテージがありました。この事がスマートフォンに特化したサービスであるLINEの成功要因の1つではないかと思っていますが、夏野さんからも力強い応援メッセージいただき本当に嬉しく思っています。

ビジネス面からサービス面、そしてゲーム談義と様々なお話させていただきましたが今後ともよろしくお願いいたします!

ニコニコ動画の夏野政経塾ではLINEに関して対談をしました。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv116183816

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