起業家 森川亮ブログ

Twitterやfacebookだと流れてしまうので残して置きたいことなどつらつら書いていきます。

カテゴリ: 仕事の中で考えること

先月のフィリピンマニラでのダボス会議に引き続き今回東京で開催された地域会議に出席してきました。場所は六本木の ニコファーレということで海外のリーダーは間下社長のところのV-CUBEのテレビ会議システムを通じて参加。とても臨場感のある会議でした。

今回は東京ということで複数の大臣が出席し日本にとって重要なアベノミクスやオリンピック、エネルギー、ダイバーシティなどの重要なテーマについて議論がされ大変刺激になりました。全体的に課題を逆に強みに変えてどんどん攻めていくという方向で今月発表される成長戦略や特区の具体化大変楽しみです。

議論された内容については書けませんが最後安倍首相も登場し力強いメッセージを送っていただきました。次回は中国ですね。
davostokyo

今回の出張は1週間で韓国、フィリピン、そして札幌とちょっとハードスケジュールでしたが、札幌のIVSでは私がパンフレットの表紙になるということもあり頑張って参加してきました。 
ivs1























木曜日夜に到着し、まずは初日パーティに参加し経営者の皆さんと二次会、三次会で夜の意見交換してから、翌朝はIVS名物ローンチパッドに審査員として出席しました。毎回レベルが上がっているのですが今回は特にレベルが高く、既にサービスインして中には利益が出ているようなサービスもあり驚きでした。優勝は電動車椅子のWHILLで会社や商品のビジョンが素晴らしく、技術的にも高いレベルで具体的に商品化が進んでいるということで私も高い評価をしました。2位は世界中のスペースが借りれるスペースのAirbnbとも呼べるスペースマーケット、3位はリクルートさんの様々な外部サービスと連携できる簡単便利なPOSレジAirREJI、そして4位は服の工場と直結して良い商品を安く購入出来るファクトリエ、そして5位はダイエットをサポートするアプリREPULという順番でした。毎回そうですが自分自身個人的にも利用してみたいサービスが多くあり感動でした。 image


















そして午後は私自身の参加セッションでテーマは成長力。GMOインターネット熊谷代表、マネックス松本社長、そしてモデレーターは日経新聞の論説委員の関口さんという諸先輩方とご一緒させていただきました。企業にとって成長はなくてはならないもの。でも無理な成長をすると後でしわ寄せが来ることもあり、もっとも良いのは人の成長と会社の成長が同時並行で進むことだと思いますが、一般的には人の成長が追いつかないのでいかにこれらのバランスを取るかということが重要だと思います。会社の成長が急激過ぎて妥協してレベルの低い人や企業文化に合わない人材を取ると後で難しい局面が来る場合が多く、この判断が成長力の1つなのかも知れません。それ以外どんな成長を目指すか、そのためにどれだけチャレンジするか、企業文化がだんだんと大企業病になっていくこともあり、いかに常に変化する文化を作るか、競争を促し成果を出した人と常に支援する環境を作れるかが重要だと思いました。
ivs3 

先週は世界経済フォーラム通称ダボス会議の東アジア地域会議がフィリピンで主催されたので初参加してきました。この会議は財界のみならず、政界や官界、教育、NPOなど世界中のリーダーが集まる場所で昨年スイスのダボスで行われた会議では安倍首相が日本の首相として初めて基調講演を行い注目を浴びた国際会議です。 image

















今回LINE株式会社がGlobal Growth Company 2014(GGC)に選ばれその受賞もあって参加したのですが、実は別件と予定が重なり残念ながら初日のみの参加でした。スイスや中国で行われる会議とは異なり比較的小規模で特にアジアの国々のリーダーが集まる会議で3つのセッションに出席しました。最初はGGCに選ばれた会社が集まったセッションで20名くらいのリーダーが2つのチームに分かれ異なる文化や環境でどうやってビジネスを成功させられるか、どんな課題があるか、自国の事例はどうかなど議論をしました。ミャンマーやベトナムなど日本とはかなり環境が異なる国のリーダーも多く参加しており、単に商品の競争力のみならずどう信頼を勝ち取るか、それはどのように各国の政府や国民とコミュニケーションを取るかなどその国特有のビジネスの進め方について議論しとても勉強になりました。偶然いつもG1でお世話になっているグロービス堀社長やオイシックス高島社長とも一緒でした。 
wef2

















2つ目のセッションはGGCのビジネスリーダーのコミュニティだけでなくYoung Global Leaderに選ばれたリーダーそして更に若いGlobal Shaperという若いリーダー達のコミュニティも加わってのセッションでした。こちらは比較的ビジネス経験が少ない方々も多くライトでカジュアルな自己紹介的セッションでした。

そして3つ目は東芝の西田会長を囲んで意思決定や成功と失敗などとどう向き合ってきたか東芝の歴史とともに意思決定の考え方について議論する場でした。東芝という大きな、そして歴史がある会社で変革を実行しリードしてきた西田さんのその歴史と考えについて日本人である私だけでなくアジアのリーダー達も大変感動し共感していました。

そして夜はパーティーに参加し青学時代にお世話になった石倉先生に久しぶりにお会いしてご挨拶させていただき、またその他の日本人参加者のグロービス堀社長やリクルート峯岸社長などとともに会食してこの会議をお先に失礼しました。次回は来月日本でそれもニコファーレで実施ということでどんなことになるか楽しみです。 

20周年というのはインターネット業界では本当に珍しく、ヤフーさんが創業してから約18年、楽天さんが約17年ということでデジタルガレージさんはインターネットを事業化したほとんど初期の会社ですね。

創業者の伊藤穰一さんが講演されインターネットのこれまでとこれからについて語られましたがインターネットの接続から検索ポータル、決済、CGMなど新しいインターネットの潮流を作られ、これからはハードウエアなどにも投資をしていくという業界への貢献本当に素晴らしいと思います。

これからインターネットは単なる技術だけではなくハードウエアと結びついてビックデータを活用したヘルスケアや教育、農業など広がると思いますがインターネット業界盛り上げて行きたいと思います。

デジタルガレージさんおめでとうございます!
dg 

今週発表しましたが、筑波大学を卒業した経営者の会である筑波みらいの会と筑波大学で筑波クリエイティブキャンプという起業家を育成するイベントを開催することになりました。

元々筑波大学は起業家輩出NO.1だったそうで最近でもロボット事業のサイバーダインや家計簿アプリのベアテイルなど元気なベンチャー起業が生まれています。この動きを加速すべく大学と共同でイベントを開催し来年からは単位のとれる授業化しようと話をしています。

筑波大学は総合大学で理科系、文化系の他体育や芸術、医学もありこれらが組み合わさることで新たなビジネスが生まれる機会が多くあると思っています。IT系はもちろんのこと農業やヘルスケア、バイオ、エネルギーなど様々な可能性を感じています。またこれに合わせクラウドファンディングも立ち上げエコシステムを作りたいと考えています。

シリコンバレーはスタンフォードなど大学中心に広がりましたが、筑波も大学中心に街が出来ており同じような環境なので日本のシリコンバレーを目指し協力したいと思います。大学生の皆さんぜひ参加してください!
tcc