3月9日土曜日に我が母校筑波大学のイベントがありパネリストとして出席してきました。筑波大学は文系、理系だけでなく医学も体育もそして芸術もある本当に幅広い学問が学べる大学なので出席者も私含め乾正人さん(産経新聞社東京本社編集長兼論説委員)、三屋裕子さん(株式会社サイファ代表取締役:ロサンゼルスオリンピック銅メダリスト)、土佐信道氏(アーティスト:明和電機)、垣根涼介氏(作家)、井田寛子氏(「NHKニュースウオッチ9」気象予報士)、更に次期学長の永田恭介先生が特別ゲストとして参加するなどバラエティあふれる豪華メンバーでした。

話の内容はやはり学生時代の話中心だったのですが、一番多かったのは大変だった話。田舎で当時インターネットはもちろんのこと電話も公衆電話しかない時代で本当に生活が大変でした。友達や家族とは文通をしている状況でしたから。ただ皆さん大変な中だからこそ逆に自分で考え行動しそれはそれで豊かな学生生活を送っていたようです。

皆さんの話の中でも特に印象に残ったのが土佐信道さんの話でした。本当に何もしなければ誰とも会わない場所で自分とは何か?芸術とは何か?というものに向き合い“絶対孤独”、“月面大陸”のような状況だったと。でもだからこそ考える時間が出来てそれが今ものを生み出すことにつながっているという話で皆さん共感されていました。

私自身も卒論を書いている時期1週間以上誰とも会わず話もしないという経験をしました。人間はお金がない時より、時間がない時より、健康でない時より、孤独が一番危機感を感じるのではないでしょうか。社会での存在感が無いと本当に自分がちっぽけな存在だと感じます。でもだからこそ成長しようと思い、努力するのだと思います。筑波では自分についてゆっくり考え、整理が出来てその胆力が今の自分につながっているように思います。

筑波大学地味ではありますが興味がある方ぜひ一度行ってみてください。

筑波大学URLはこちら
http://www.tsukuba.ac.jp/
TSUKUBA