今日は茶道の宗偏流の家元山田明光さんに侘び数寄(簡素な茶の湯)の体験をさせていただきました。参加したのはBCGの御立代表、サキコーポレーションの秋山社長と私の3名で、G1サミットで日本文化をわかりやすく世の中に広めようという会で知り合って今回このような場を設けていただくことになったのでした。秋山社長は産業協力会議の民間メンバーでもある方です。
宗偏流は元々先祖の方が千利休の千家の三代目の千宗旦から皆伝を得て最初は三河の地で小笠原家に仕え、その後鎌倉に移り住んだそうです。私は茶道の世界はまったくわからないのですが物凄い歴史と伝統のある流派なんですね。
現地についてまず最初に門をくぐり中に入っていきました。門がいくつかありますがこれを結界と呼んで俗念を捨て去り異界へと向かって行くのだそうです。途中で露地(路地ではない)がありますがこれは宗教用語で本殿への参道という位置づけなのだとか。茶会を行う日本庭園は神が降り立つ場所で神社と同じような作りをしているそうです。そして途中の木やこけなどを眺めながらゆっくりと中に入っていきました。関東は関東ローム層がありスギゴケが生えにくく様々な手入れをされているそうです。本殿の近くまで来ると茶会の主人が茶会の前に水で周りを清めていました。そして迎えつけという儀式のあと1歩1歩本殿に近づいていきました。近づきながらまた主人が工夫している様々なもてなしの様子などを見て行くのだそうです。灯篭とつくばい(水を入れる石の鉢)がありますがこれも神社と一緒なんですね。
中に入ってからは床の間や壁、畳などの説明がありました。数寄屋というのはあえて豪華でなく田舎の家の雰囲気を出すために柱の木が皮を剥かなかったり、床の間や畳の装飾も地味にするのだそうですが、これは街にいながら田舎の風情を楽しむためなのだそうです。床の間には主人が掛け軸や珍しい芸術などを飾って客人に見せるそうでそれを楽しむのが礼儀だそうです。主人が客人のためにした様々な工夫をいかに読み取るのか贅沢なコミュニケーションスタイルなのですね。
そしてその後山田さんの奥様から内輝術という美しく動く方法を教わりました。脇が甘いと呼ばれますがこれを引き締める方法や美しい座り方、立ち方、挨拶の仕方などこれらの力の入れどころと抜きどころを教わりました。お腹の筋肉に力を入れてそれ以外は力を抜くことで美しく動くことが出来ることがわかりました。私は加圧トレーニングをやっていますが、お腹に力を入れるとか足の指を使うとか、内股を鍛えるとかそのトレーナーと同じようなアドバイスで驚きました。普段使わない筋肉をしっかり使って、使うところは力を抜くというのがバランスが良く美しい動きを実現するようです。
そして最後にお茶をいただきました。最初は抹茶、そして番茶。抹茶だけだと身体が冷えてしまうためだそうです。抹茶は1杯でサラダ1人前分の栄養素が入っていて美味しいし健康にもいいのだそうです。
最後に3人で写真撮影。私は身体が硬く正直正座がかなりきつかったのですが単に茶道の体験や日本人の美意識を知るというだけでなく日本人の精神のあり方と伝統文化がどのように結びついて今こうして残っているのかが実体験で学べた本当に良い機会でした。皆さんも機会があれば是非お薦めです。
宗偏流は元々先祖の方が千利休の千家の三代目の千宗旦から皆伝を得て最初は三河の地で小笠原家に仕え、その後鎌倉に移り住んだそうです。私は茶道の世界はまったくわからないのですが物凄い歴史と伝統のある流派なんですね。
現地についてまず最初に門をくぐり中に入っていきました。門がいくつかありますがこれを結界と呼んで俗念を捨て去り異界へと向かって行くのだそうです。途中で露地(路地ではない)がありますがこれは宗教用語で本殿への参道という位置づけなのだとか。茶会を行う日本庭園は神が降り立つ場所で神社と同じような作りをしているそうです。そして途中の木やこけなどを眺めながらゆっくりと中に入っていきました。関東は関東ローム層がありスギゴケが生えにくく様々な手入れをされているそうです。本殿の近くまで来ると茶会の主人が茶会の前に水で周りを清めていました。そして迎えつけという儀式のあと1歩1歩本殿に近づいていきました。近づきながらまた主人が工夫している様々なもてなしの様子などを見て行くのだそうです。灯篭とつくばい(水を入れる石の鉢)がありますがこれも神社と一緒なんですね。
中に入ってからは床の間や壁、畳などの説明がありました。数寄屋というのはあえて豪華でなく田舎の家の雰囲気を出すために柱の木が皮を剥かなかったり、床の間や畳の装飾も地味にするのだそうですが、これは街にいながら田舎の風情を楽しむためなのだそうです。床の間には主人が掛け軸や珍しい芸術などを飾って客人に見せるそうでそれを楽しむのが礼儀だそうです。主人が客人のためにした様々な工夫をいかに読み取るのか贅沢なコミュニケーションスタイルなのですね。
そしてその後山田さんの奥様から内輝術という美しく動く方法を教わりました。脇が甘いと呼ばれますがこれを引き締める方法や美しい座り方、立ち方、挨拶の仕方などこれらの力の入れどころと抜きどころを教わりました。お腹の筋肉に力を入れてそれ以外は力を抜くことで美しく動くことが出来ることがわかりました。私は加圧トレーニングをやっていますが、お腹に力を入れるとか足の指を使うとか、内股を鍛えるとかそのトレーナーと同じようなアドバイスで驚きました。普段使わない筋肉をしっかり使って、使うところは力を抜くというのがバランスが良く美しい動きを実現するようです。
そして最後にお茶をいただきました。最初は抹茶、そして番茶。抹茶だけだと身体が冷えてしまうためだそうです。抹茶は1杯でサラダ1人前分の栄養素が入っていて美味しいし健康にもいいのだそうです。
最後に3人で写真撮影。私は身体が硬く正直正座がかなりきつかったのですが単に茶道の体験や日本人の美意識を知るというだけでなく日本人の精神のあり方と伝統文化がどのように結びついて今こうして残っているのかが実体験で学べた本当に良い機会でした。皆さんも機会があれば是非お薦めです。
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