前回読んだ「国家はなぜ衰退するのか」につながる部分もありますが、考え方は少々偏っているもののより整理されているように思います。大きく分けると民主主義の課題、資本主義の課題、法律国家の課題、市民社会の課題という大きく4つの部分について語ってあります。
まず民主主義については、西洋社会が民主主義そのものがきっかけで成長したものの現在では格差が広がったことにより強いものが有利な社会に変わることで自由度が無くなってきているということを指摘しています。また資本主義においては、銀行含め金融機関の規制がフェアではなく、金融危機を起こした金融機関を罰することがなく更に金融不安を招いているところに大きな課題があると語っています。そして法律国家については西洋社会で作られたコモンロー制度が最も柔軟性が高く資本主義を後押ししていましたが、これが法律家と政治家や市民の間でそれぞれ不信感があることからかえって互いを縛り結果的に柔軟性のない法律に変化していると語られています。最後に市民社会においては社会への参加意識が下がりコミュニティを良くしようという意識が下がっているために改善が難しいということが語られています。
全般的に、現在のシステムは作られた当初は良かったのですが本質的に悪い方向に行くというシステムなのでこれをいかに根本的に改善出来るかが課題のようです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4492314393/ref=cm_sw_r_tw_dp_9qvstb1RHTBW4
まず民主主義については、西洋社会が民主主義そのものがきっかけで成長したものの現在では格差が広がったことにより強いものが有利な社会に変わることで自由度が無くなってきているということを指摘しています。また資本主義においては、銀行含め金融機関の規制がフェアではなく、金融危機を起こした金融機関を罰することがなく更に金融不安を招いているところに大きな課題があると語っています。そして法律国家については西洋社会で作られたコモンロー制度が最も柔軟性が高く資本主義を後押ししていましたが、これが法律家と政治家や市民の間でそれぞれ不信感があることからかえって互いを縛り結果的に柔軟性のない法律に変化していると語られています。最後に市民社会においては社会への参加意識が下がりコミュニティを良くしようという意識が下がっているために改善が難しいということが語られています。
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