最近ロボットがこれから来ると騒がれていますが、この動きは以前にも一度あってソニーやホンダなどがチャレンジしました。その時は単なるブームで終わってしまったかのように思われましたが、その技術は着実に進化して掃除ロボットのような単機能型や検索、ビックデータ分析のような形で残り続け今またロボットという形で表面化し注目されています。

この本では生物の進化よりもコンピュータの進化の方が累乗的に早く、ここ数十年でコンピュータの処理能力の速度が高まり、更に脳のリバースエンジニアリングの実施をすることでロボットが人間に追いつくだろうと予測しています。そしてバイオテクノロジーの進化による遺伝子組み換えやナノテクノロジーの進化によるナノロボットの誕生などで人類2.0が誕生するだろうと書かれています。この本自体が書かれたのが2007年だったのでその当時とまた技術の進化の状況は異なっていますが、実際にスマートフォンの進化からウェアラブル、そして最近のロボットブームを見るといずれこのような時代は来るだろうと容易に想定できますね。

ロボットが賢くなると逆に人間はクリエイティブなことに集中することでより人間らしくなるかも知れませんし、人間とは何かという哲学的な考え方が技術以上に求められる時代が来るのかも知れません。

技術の未来に興味がある方にお薦めの本です。 
http://www.amazon.co.jp/dp/4140811676/ref=cm_sw_r_tw_dp_FzZbub0WZP32Y 
posthuman