起業家 森川亮ブログ

Twitterやfacebookだと流れてしまうので残して置きたいことなどつらつら書いていきます。

カテゴリ: 本・メディアで感じたこと

この本はgoogleの企業文化や働き方の本ですがまず最初に驚いたのがLINEととても似ているということでした。googleで最も大事なのは人で優れた人を採用しまかせればたとえ短期的に失敗しても改善し成功に導くという考え方です。なので人を管理するのではなく、逆に自由にし様々な刺激を受け挑戦や成長出来る環境を作ることで自ら新しいイノベーションを起こそうという行動パターンを起こすのだそうです。

googleでは一番権限があるのは現場でCEO含めマネジメントはそれを支援するそうです。リーダーは命令するのではなく自らものづくりに取り組みます。計画も作らず市場調査もしないのだとか。ライバルを見るのではなく本質を見極め、マーケティングではなく新しい技術でイノベーションを起こすことに挑戦するそうです。

Appleとは異なりgoogleはオープンイノベーションを大事にし社内において情報をオープンにするのだとか。取締役会の議事録ですら出来る限り公開するのだそうです。

とにかく人材が大事なのでポジションがなくても優秀な人材は採用してプールしておくのだとか。なのでリーダーの面接力がとても重要なのだそうです。

LINEと異なる部分もありますが現場主義、本質を深堀する点が似ていました。

経営者全員にお薦めの本です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4532319552/ref=cm_sw_r_tw_dp_f.TDub1ABW0XY
google

今までアリババのジャック・マーさんについては凄いというイメージは持っていたのですが、それは中国という大きい市場だからかと正直思っていました。しかしこの本を読んでここまで凄い人なのかと驚き、刺激になりました。

競争の厳しい中国でBtoBのマーケットプレイスに始まり、CtoCのeコマースに成功し、更にYahooチャイナを買収、そしてついにはBtoBtoCのビジネスにも成功し米国で上場するというまるで夢のような成功を果たしています。しかし明るい面だけではなく、初期の経営陣の持ち株比率が少なくマネジメントで苦労したり、インターネットバブル崩壊やリーマンショックなどの影響をもろに受け業績のアップダウンをくり返すなど本当に苦しい経営が続いたことも想像できます。その中で早くから優秀な人材を獲得し、また孫さんやヤフー創業者のジェリー・ヤンさんなどを魅了し投資を受けサポートをもらった点は彼の器の大きさなのでしょう。

この本はまだBtoBtoCに成功しておらず米国で上場する前までのストーリーですが、eコマースビジネスを目指す方特にお薦めの本です。 
http://www.amazon.co.jp/dp/4492502076/ref=cm_sw_r_tw_dp_X.-Cub16548N9
aribaba 

最近YouTuberのHIKAKINさんとuuumの鎌田社長、佐俣アンリさんのオフィスを訪問してからすっかりYouTuberに興味を持つようになったのでこの本を読ませていただきました。

極々普通の青年?だったHIKAKINさんがヒューマンビートボックスの動画をYouTubeにアップし話題になるところから様々な工夫を重ね、そこに人が集まって現在のようなNO.1のYouTuberになった話、誰にでも出来そうな気になりますが地道な苦労あっての今の成功なのだと思います。本当に頭が下がります。最近HIKAKINさんみたいなYouTuberになりたいという夢を持つ子供か増えているところも凄いです。

またそのHIKAKINさんと自然と出会い一緒にやることになった鎌田社長、そして投資家の佐俣アンリさんも加わってと、まるで時代が彼らをつなげたようなそんな印象さえ持ってしまいます。uuumのオフィスを訪問したのですがクリエイターと経営者、出演する人と作る人というような壁はまったく無くフラットな環境で一緒に楽しんでものづくりをしているオフィス環境に感銘を受けました。 

YouTuberを目指す方に読んでほしいと思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/4822220796/ref=cm_sw_r_tw_dp_Q0-Cub0Z8MZ58
youtuber 

ドワンゴ川上会長の対談本読みました。川上さんとは何度かお会いしたことあり会食をしたこともあるのですが、あまり長くしっかりと話をした記憶がありません。性格的にシャイな方でイベントなどでもあまり部屋から出てこないという付き合いべたなところがあるからだと思いますが(笑)。ただ独特の経営手法や今回の角川書店さんとの経営統合などを角川歴彦さん始め周りの方々からお聞きしていて川上流の感性と哲学があるなと思っていたところこの本が出版されたので読ませていただきました。

この本では理系と文系の違いとか、開発と企画どっちが偉いかなど様々なキャッチーな切り口がありますが、根本は川上さんが仕事と向き合う中からの興味から始まっていて、最初は直観や好き嫌いによるものが多いようです。ただそれを一方で理系的な眼で冷静に見つめ、その理由を深く考え今までの常識にとらわれずに判断するところが結果的に凄い結果に繋がっているのではないかと思います。そもそもアーティストだと直感や好き嫌いのままという場合も多いですし、一方で理科系やMBAホルダーのコンサルタントの方々は最初からロジカルにいってしまうということが多いと思います。川上さんはその両方でもないところがユニークだし本質をついている理由なのだと思います。

川上さんの一見突飛でシニカルに見える中にコンテンツとサービスに対する愛情と真面目さを感じました。

やはり経営者の方々にお薦めの本です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4822250512/ref=cm_sw_r_tw_dp_YL-Cub1TKSFMP  
niconico

栗城さんとは良くG1でお会いするのですが、この前何人かで食事をさせていただきました。いつも明るく、でも根っこにもの凄く強いものを持った方で話の1つ1つが実際に現場で経験した事実から出てくる自然と戦ったことのある人しか見えないような強いものを感じました。

この本はその時にいただいた本なのですが、これまで山を登った時の話がまさに上っている瞬間を中継しているような臨場感で伝わってくると同時にそこから気付いたものが言葉としてしっかり書いてあって大きな事に挑戦する人やしている人、また自信を無くしている人にぜひ読んで欲しい本です。力をもらえます。

http://www.amazon.co.jp/dp/4058003731/ref=cm_sw_r_tw_dp_9tIrub156FHVA
kuriki