起業家 森川亮ブログ

Twitterやfacebookだと流れてしまうので残して置きたいことなどつらつら書いていきます。

カテゴリ: 本・メディアで感じたこと

この本は資本主義の終焉が近づいていることを様々な状況から語っているとても刺激的な本です。その根拠は先進国の利子率が2%を切っているということで、この利子率では資本側が得るものはゼロとのこと。歴史的に国の産業が飽和すると海外取引によってグローバル化を進めたり、最近のアメリカのように金融やITなど製造ではなくテクノロジーで更なる成長を目指していますがそろそろこれも限界で新しい資本主義に変わる何かが必要と説いています。

確かに中国の成長により人件費が上がり製造拠点としての競争力が下がる中で中間層増大の内需拡大に移りつつありますが、結果的にBRICS、ASEAN、またその次はアフリカと続くとその先に何があるのかという部分で今の貧富の差が広がるという事以外に見えていない事も事実です。今後の社会の在り方はどうあるべきか考えさせられる本です。

未来の世界経済に興味がある方にお薦めの本です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4087207323/ref=cm_sw_r_tw_dp_IzaUtb0YSEZX 

shihonshugi 

ブログネタ
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藻谷さんのこの本ようやく読みました。藻谷さんとは今年正月のNHK特番でご一緒させていただき地方のあり方について大変刺激を受けたのですがこれまで時間がたってようやく読ませていただきました。

最もこの本で大事なことは日本経済の根本は就業人口の減少にあるという結論かと思います。 価値観の多様化や少子高齢化、日本企業の競争力低下などというあいまいなものではなくお金を使う人が相対的に減っているということだそうです。

確かにアメリカも個人による持家所有を後押ししたことで経済成長につながったし、日本も同様で逆に就業人口がますます減る中で日本はどんな手を打つべきなのかがこの本に書いてあります。政治家、官僚、そして経営者の方にお薦めの本です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4047102334/ref=cm_sw_r_tw_dp_WcLTtb0S32TC2 
defure

とてもインパクトのある本でタイトルを見て直ぐに購入したのですが時間なく今回一気に読みました。とにかく普段の生活とかけ離れた内容なので実感がわかないのが正直なところですがビジネスチャンスとあえてリスクに飛び込み、そこで人脈を作り、ビジネスを拡大させたその行動力と人間力はとても勉強になりました。

また強く感じたのは各国でビジネス慣習や人との人間関係が異なるため特にアフリカのビジネスでは良い人材との人間関係やリスクマネジメントの意識、現地社会との距離感などアジア諸国でビジネスをする以上に大変過酷な状況、ただ市場がどんどん大きくなっていてチャンスもあるんだということが良くわかりました。アフリカでビジネスに挑戦しようという方が必読の本ですね。一度会ってみたい方です。

http://www.amazon.co.jp/dp/483872375X/ref=cm_sw_r_tw_dp_YMcStb0MXZ5FZ 
purtaro

この本は郵政民営化有識者会議や東京電力福島原子力発電所事故調査委員会など政府や大企業などの問題解決組織の中で硬直化した組織や変化を嫌う経営陣と戦いながら企業変革を行ってきた宇田さんの本です。宇田さんとは宇田さんとはある勉強会でお合いしざっくばらんにお話させていただいたのですが大企業やコンサルティング会社、そして政府の仕事など様々な改革の仕事をされていて言葉1つ1つに大変重みがある方でした。

この本ではこのような組織が何故異論を言わないかその根本的構造の問題とその中にある経営陣の問題や「事務方」と呼ばれるエリート層の問題、そしてその中に入ってどのように変えてきたのかという内容が具体的に書かれています。変革という切り口から政府の委員会が出来たとしてもそこに参加するメンバーが恣意的に選ばれたり、また報告書の段階で事務方の思惑通りにまとまっていたりなどという官僚的な課題が見受けられることもありますがこのような場合の課題解決にも役立つ本かと思います。

特に政府や政治家、大企業の方々にお薦めの本です。 
http://www.amazon.co.jp/dp/4569815332/ref=cm_sw_r_tw_dp_WCcStb0H4F6V8 
iron

溜まっていた本をまとめて読みました。この本はJINS PCなど人気商品を連発しているJINS田中社長の本です。私はお合いしたことないのですが、元々は雑貨の会社で様々な事業をやりながら眼鏡で大きな成長をされたそうです。

運命的な出会い、ヒット商品、そしてそれらの波の中で苦しい時もありながら、ここぞというタイミングで大きく張ってきたそのビジネスセンスに大変共感しますし、勉強にもなりました。単に物を見るツールとしての眼鏡から眼に着る服としての眼鏡、そして飛び切り軽い眼鏡、更にヘルスケア的要素のJINS PC、そして今やウェアラブル端末としての眼鏡も開発されているとか。 ユニクロ柳井社長との会話で志の無い会社は継続的に成長出来ないや安い商品を圧倒的に高い品質で作るというメッセージが印象的でした。一度お合いしてみたい方の一人ですね。

http://www.amazon.co.jp/dp/4822250199/ref=cm_sw_r_tw_dp_cwcStb1Z5AH2T 
jins