起業家 森川亮ブログ

Twitterやfacebookだと流れてしまうので残して置きたいことなどつらつら書いていきます。

カテゴリ: 生活の中で気付いたこと

現代の高齢化時代、ペットが家族のようになってきている中、その家族に良いものを身につけて欲しいという人達がセレブリティ中心に増えているそうです。そんな方々向けに始めたのがこちらのPRIYA(プリヤ)というわんちゃん向けの高級首輪ショップ(ドッグウェア)です。ヨーロッパのブランドを独占契約で販売しているのだとか。

ソニー時代の元同僚の大橋さんが始めたのですが今後の展開楽しみですね。頑張ってください!

http://www.priya.co.jp 
priya



















今週はライフネット生命岩瀬社長の紹介で文楽を初めて観てきました。文楽とは元々操り人形浄瑠璃専門の劇場の名前だったそうですが、現在では日本の伝統芸能である人形劇の人形浄瑠璃を示すようになっているそうです。

人形遣いの方々は1体の人形を3名で操るのですが一人が胴体と右手、そして左手、そして足という分担です。それ以外に浄瑠璃語りの太夫さんと三味線を演奏する方々という構成で成り立っています。 

舞台はとても活気があり、正直眠くなるのではと心配していましたが、まったくそんなことはなくあっという間の3時間でした。人形遣いの方々の顔が見えていることでその表情から気持ちも伝わってきますし、人形遣いの方々3人が一体化していてこれぞ伝統芸という印象でした。また太夫さんは女性も男性も一人で演じるのですが間合いや声のトーンの変化などもそれぞれ個性があり楽しませていただきました。

幕間に舞台裏を見学させていただきました。 人形は化粧や髪型を変えるためにヘアメイクさんのような方々が待機していたりとか、右手と左手とどう動かすかとか、足で音をだすための舞台下駄を見せてもらったりなどなどとても勉強になりました。そして終わってから人形遣いの方々と食事にも行き、日本伝統文化をどう守っているのか、どんな気持ちでやっているのかなど凄い方々のお話を間近で聞くことが出来て有意義な時間でした。

日本は世界でも伝統文化が残っている国だと思いますし、インターネット業界にいると変わることが当たり前、一方で伝統文化は守ることがとても大事。この違いをどう経営にいかせるのかなど考えさせられました。

食わず嫌いの方も一度ぜひ体験してください。お薦めです。岩瀬さんありがとうございました!
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この日はG1食いしん坊の会があり、G1評議委員の辰巳琢郎さん主演の舞台があるとのことでG1メンバーと一緒に観に行きました。

場所は三越劇場。雪が本格的に降っていた土曜日でしたが客席はお客様で一杯でした。この物語は昭和を代表する作詞家星野哲郎さんの物語で多くのヒット作を出されたこともあり随所で歌が入るとてもユニークな構成の舞台でした。特に演歌が多く、普段あまり聞かないのですが改めて昭和の詩を聞いて何か懐かしい気持ちになりました。ちなみに私が初めて買ったレコードは五木ひろしさんの曲です。

こちらの舞台2月11日まで開催しています。
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ダイアログ・イン・ザ・ダークの日本の代表の金井さんに誘われて暗闇を体験する場所に行ってきました。

まず最初にオフィスに入って時計やスマートフォンなど時間を気にしたり連絡したりするものを全てロッカーの中に置きます。そして暗闇の中に入ると暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)の方が杖の使い方や中での行動の仕方を説明いしてくれて、パートナーの皆さんがそれぞれ自己紹介してから探検が始まります。中に入ると草木や水、そして屋台まであってとても刺激的でした。今回は年始バージョンだったそうですが様々なシーンで素敵な体験が出来ます。

初めての体験でまったく知らない人達と一緒だったのですが、中に入って音や香りを暗闇の中で一緒に感じながら楽しむことで何か面と向かって相手を知るのではなく声や行動で知ることで相手をより深く知ったような気がしました。また暗闇の中で想像しなから様々な環境を感じることで普段何気なく行動していた自分がいかに視覚に頼っていたか、そして音や香り、味などに対しどれだけ鈍感だったのかを反省しました。また普段何気なく接している視覚障害者の方々の気持ちや感覚が少しでも理解出来たような気がしました。今度会う時にはもっとやさしく出来るような気がします。

この場所は青山という都内の一等地にあるので気軽に参加出来ます。特に都会生活が長く、感覚が鈍っている方などにお薦めです。

ダイアログ・イン・ザ・ダークはこちら
http://www.dialoginthedark.com/

※手に持っているのは暗闇の中で書いた書き初めです。
dialoginthedark 

震災後時間的にも精神的にも余裕がなく被災地を訪問出来なかったのですが、今回時間が出来たので行ってきました。

震災後の1年は現状についてメディアから様々な報道がありましたが、最近はあまり報道もなく復興が進んでいるのか進んでいないのか課題が何なのかわからない中で実際に現地を見て、そして現地の人に話を聞くことで何か見えること、自分の出来ることなどあるかも知れないと思い被災地を訪問しました。

初日は最も被害の多かった陸前高田市を訪問しました。東北新幹線の一ノ関駅で降り、レンタカーで約3時間ほど山道を運転しようやく着いたのは夕刻でした。 まずは奇跡の1本松を見てきました。被災地の海岸に残っていて本当にこの場所で良く残ったという場所に1本だけ残っていました。その周りにはまだ壊れた建物が残っていましたが、それ以外は更地にされ工事が行われている広大が土地がありました。街全体が津波に巻き込まれ何も無くなってしまって未だに店舗もあまりなく一部コンビニや携帯ショップ、銀行などが仮設で運営されているという状況でした。その夜はキャピタルホテル1000に宿泊しました。このホテルは元々海沿いにあったホテルだったそうですが流され崩壊したのですが、地元の強い要望があり国の補助金や気仙沼信用金庫、三菱商事の支援で高台に再建したそうです。そのホテルからの眺めは本当に荒涼としたものでした。夜は様々な起業で成功された株式会社バンザイ・ファクトリーの高橋和良社長の家に伺って現地の皆さんのお話を伺いました。多くの方々が亡くなっていることから予算があったとしてもそれを具現化するマンパワーやノウハウが無いということが一番課題だそうで、また色々な規制などもあり復興に時間がかかっているとか。色々と勉強させていただきました。
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そして翌日は車で海沿いの街をまわりました。被害の大きかった気仙沼市を通りましたが、陸前高田市よりは被害が少なかったためか屋台村や仮設の市場などが立ち並び、漁港もきちんと整備されていて復興が進んでいる印象がありました。
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そしてそこから仙台に向かい「ITで日本を元気に!」の発起人代表の佐々木健一さんとお会いして一緒に被災地を案内いただきました。佐々木さんはトライポッドワークス株式会社というIT企業の代表もされています。 最初に案内いただいたのが浪分神社でした。過去の東北地方太平洋側で発生した大地震・大津波を伝える神社でおよそ400年おきに被害にあっていたという記録が残っていました。400年間これらの情報を蓄積しまた伝えていくことの難しさを感じました。佐々木さんはデジタル時代にどうやって残していくかということも考えてらっしゃるとか。その後に仙台市の若林区荒浜、そして名取市の閖上を訪問しました。どちらも完成な住宅街が津波で壊滅したそうで住宅街だった過去の様子が微かに残っている状況でした。現在高台に新たに住宅を作る計画が進んでいるそうですが被災地そのものは当時の様子がそのまま残っていました。「みやぎの海辺 思い出の風景」という被災前と被災後を航空写真で比較した本を買って見ながらまわったのですが、幸せな日常が突然大津波で消えてしまったということを現地を見ても信じられないほどごくごく普通の場所でした。
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今回被災地をまわってみて、地方には色々とやるべき課題があり、また震災対策としは予算もあるが、それを実行するための人材が圧倒的に足りていない状況をあらためて認識しました。ただこれはボランティアが増えれば良いということではなく、根本的に地方都市はどうあるべきなのかを根本的に考える必要があると思いました。昨年元気な地方都市も見てきて何か答えがあるような気がしています。またこれについては何か答えが見つかったらブログに書きたいと思います。