起業家 森川亮ブログ

Twitterやfacebookだと流れてしまうので残して置きたいことなどつらつら書いていきます。

カテゴリ: 生活の中で気付いたこと

知り合いの所有するテスラに乗せてもらいました。テスラモーターズはシリコンバレーを拠点にバッテリー式の100%電気自動車を販売している会社です。直近の四半期の売上が400億円程度でまだ赤字ではありますが伸び盛りの会社です。以前から知ってはいたし見たこともあったのですが乗ったのは初めてでした。

まずはこれを見てください。まるでタブレットのような画面。ここに独自OSが動いていてまるでスマートフォンを動かすように車を操作出来ます。また独自アプリなどもサービスしているのだとか。もちろんインターネットには3Gで繋がりWEBブラウジングも出来るようになっています。リースのサービスもしていて社員のためにそのリース代を出している会社もあるそうです。この会社では駐車場にも高速充電器が設置されていました。

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昔PCが出た時に家電の会社はバカにしてデジタル家電のキャッチアップに遅れたということがありましたが、車においても同様のことがあるように思いました。テスラモーターズではこの画面のUIにこだわりアップルのエンジニアをヘッドハンティングしたとか。ソフトウェアの時代優秀なプログラマーを集めないと商品の競争力が下がりますよね。本当に危機感を感じた機会でした。 

先週は業界の異なる若手リーダーが集まるカジュアルなパーティに参加してきました。大手企業の方やベンチャーの方、そして政治家の方まで幅広く、その中には有名なマジシャンの方もいらっしゃいました。

ビジネスから教育、芸術に至るまで様々な議論をしながら酒を酌み交わし、最後は講談社クーリエジャポンの初代編集長の古賀さんからインド版「巨人の星」の上映会、そしてクロースアップマジシャン前田知洋さんの実演もありました。

私は普段会うのが社長が圧倒的に多いのですが、今回はより現場に近い方や若い世代、また異なる業界の方々とざっくばらんに議論が出来き、また素晴らしいショーもあって新鮮な1日でした。幹事さんと出席者の皆さん、そして場所を提供いただいた長野屋林社長ありがとうございました。
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先週は郷ひろみさんと友人社長達と会食でした。以前ガールズアワードのイベントに行った時にガールズアワードの長谷社長に紹介されたのですが、その後ネクシィーズ近藤社長の計らいで再会が実現しました。郷ひろみさんは長く業界の一線で活躍されていますがその理由が今回わかったような気がしました。

まずとにかくストイックで“郷ひろみ”として常に最高の歌を聴いてもらおうと常に努力している方でした。いつも変わらないと言われるそうですが、それは常に努力しているからでただそのままであれば変わっている、また気がつかないところで少しずつ進化することで新しいファンにも価値を提供しているのだそうです。コンサートにおいても照明や音響などにもこだわりご自身の歌とダンスといかに合い且つ良いものになるかと考えているとお聞きしました。素晴らしいです。

郷さんは時には難しい経験もしたそうですが、その全てを宿命と考えそれらが自分の生き方につながるように前向きに考え行動しているそうです。「努力は成功するまでやるのが努力」や「一流であるかどうかは周りが決める事、自分はいつも最高の郷ひろみの事を考えている」などファンのために常に努力し続けている点がストイックで尊敬できる方です。全てがつながるという部分はスティーブ・ジョブスの有名なスタンドフォード大学でのスピーチでも話されましたが、成功している人は全てをプラスに変える力があるように思いました。

近藤社長、長谷社長、そしてバルビバーニ佐藤社長とともにお話伺ったのですが経営者とも共通する部分が多く感動した1日でした。皆さんありがとうございました。
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この週末の連休でプロフェッショナル・コネクター として有名な勝屋さん主催のツアーに参加してきました。場所は岡山県の県境にある西粟倉村。ここで驚くべき地方再生のプロジェクトが動いているということで、元々高齢化や過疎化が進む中で地方再生について興味があったので訪問してきました。

この西粟倉村では竹本吉輝さん率いる株式会社トビムシが共有の森ファンドというファンドでお金を集め、西粟倉村に牧さんという方を代表に株式会社西粟倉・森の学校という会社を作り様々なインキュベーションの環境を作ってアントレプレナーを集い運営をしています。まったく村からお金が出ずにこれらをまわしているという凄い人達です。

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まずは現地について牧さんから何故このようなことをやっているのか説明いただきました。日本は島国のため雨が多く元々森に恵まれた国です。なんと国土の67%が森でドイツを超えて森林率が世界一だとか。産業革命後世界では国が進化するためには鉄が必要でこの鉄を製鉄するために木炭が必要だったそうです。そのため日本でも森にたくさんの木を植えてこの木炭を製造したのですが元々日本は森が多かったため木炭の製造がうまく進み近代化が進んだのだそうです。世界を広く見渡すと近代化が進んだ国は結果的にドイツなどのように森が多くある国が多かったそうです。物作りの面でも工具などで鉄を使うのでこのようなことになったのでしょう。

しかし現代になって林業が自由化され国際競争にさらされると 日本の木の値段が高くなり売れなくなってそのことで森の木の手入れが行われなくなり森が荒れているのだそうです。自然林はそもそも多様な木や草があってそれぞれが競争しながら安定化しているのだそうですが、人が植えた木々は同じようなものが大量に生えていてそれらが同時に成長すると太陽の光が当たらず、結果的に木も元気が無くなるし、また地面に草やコケが生えないために洪水や雪崩も起こりやすく 荒れた森になってしまうのだとか。

これをやるにはお金がかかるということで、前村長の道上さんの声がけの下トビムシの皆さんが協力して今回のような地域再生のプロジェクトが動き始めたのだそうです。森が出来るには100年かかるそうで百年の森林構想ということで想いのある人たちが全国から集まってきました。

実際現地に行ってみるとこの木を使った家具や雑貨の方々の工房やお酒を販売する事業をする方など様々な若い起業家やアーティストが集まっていました。山奥の過疎化が進んだ田舎とは思えないようなもの凄い熱気でした。

説明が終わって森に登ると地面にコケが生えてまた空が見える素敵な森でした。夜には多くのヒメボタルや源氏ボタルが集まってとても綺麗でしたがこれも森が綺麗な証拠なのだとか。 
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森を見てから温泉に入って、その後は夜は寺に泊まり、元村長の道上さんや社長の竹本さん、牧さん、そしてスタッフやアントレプレナーの皆さんと手作りの食事を楽しみながら語り合いました。どの人達もお金儲けをするためということではなく、森の中で育ち森から生まれた様々ものから豊かな恩恵を受けたので何か返したい!また森への想いがある人達のために自分も何かやりたい!そのためにこのプロジェクトを成功させたい!という強い想いがある方が多かったです。家具職人で工房を開いている大島さんという凄い職人さんからお話を聞いたのですが今家具は北欧と日本が強いそうですが北欧家具も実は日本で作っているケースも多いとか。そんな中家具にするのが難しいというヒノキの家具を作って世界で勝負していて今後の成長本当に楽しみです。
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また数年経ったら訪問したいですね。勝屋さんそしてスタッフの皆さんありがとうございました! 

株式会社とびむし
http://www.tobimushi.jp/ 
森の学校のショッピングサイト
http://nishihour.jp/index.html 

先週末は銀座のCHANELビルで開催されたCHANEL Pygmalion Daysに知り合いのテノール歌手山本さんが出演するということで観に行ってきました。

このCHANEL Pygmalion Daysは、CHANELが若手のアーティストに演奏する機会を提供するプログラムで2005年のスタート以来継続されているそうで、2013年はヴァイオリニスト3人、ピアニスト1人、テノール1人を支援しているそうです。その内の1人が山本さんです。

演奏は山本さんとピアノの村上巌さんの二人だけで当然マイクもなく生音なのですが近い距離で物凄い迫力で感動しました。ドイツの曲、イタリアの曲、日本の曲と様々な楽曲をまるで自分達の曲のようで二人で演奏する姿はまるで舞台に神が降りたようでした。

終わってから一緒に食事に行ったのですが1曲仕上げるのに数ヶ月もかかり、また曲ごとに教わる先生も異なるとのことで華やかな舞台の裏で様々な努力があったそうです。 次回は来年東京二期会オペラ劇場 ドン・カルロの主演とのことで楽しみです。山本さんありがとうございました!

ちなみに演奏終了後はオーナーのイカイさんと西麻布レランデヴード トキオにて夕食
http://lesrendezvous-tokyo.com/

CHANEL Pygmalion Daysはこちら
http://www.chanel-ginza.com/nexushall/pygmalion/

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